ちょっと時期を逸してしまった感がありますが、お盆前に浜離宮のキバナコスモスを見てきました。
多くの大名庭園が存在した江戸を今に残す、国指定特別名勝・特別史跡の「浜離宮恩賜庭園」。
大都市東京の喧騒とはかけ離れた雰囲気で、庭園の美しさだけでなく高層ビルと緑豊かな江戸文化を今に伝えるハイブリッドな景観が楽しめます。
今回は大手門口から入園して、そのままキバナコスモスが見れるお花畑へと向かいました。
大手門口を抜けると、浜離宮のシンボルの1つ、大きく張り出した見事な枝ぶりが歴史を感じさせてくれる、東京都最大の黒松「三百年の松」が出迎えてくれます。
内堀に架かった木橋を渡ると、もうそこはキバナコスモスが咲き乱れているお花畑のエリアです。
お花畑を埋め尽くす約30万株のキバナコスモスが、濃淡の黄色や朱色の花で染めるように咲き誇っていました。
花の色は淡い黄色から濃い黄色、赤っぽい色までまで幅があり、一重咲きのほかに八重咲きの品種もあります。
浜離宮のキバナコスモスの見頃は例年8月から9月上旬頃まで。
キバナコスモスが終わるころ、花畑にはピンクのコスモスが一面が染めあげるそうです。因みに、見頃は9月中旬から10月頃です。
車椅子での散策
さて車椅子での散策ですが、大手門口の手前に身体障がい者の方専用の駐車場があり、5~6台分のスペースが用意されています。
また各種の障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の入園料が無料になります。
江戸時代から続く歴史ある日本庭園の浜離宮なので、庭園内の散策路については、基本的に砂利道となっていますが、全体的にアップダウンは少なく、園内を一周する事は可能です。
ただ、場所によっては段差がある通路もありますので、パンフレットの「車椅子通行可ルート」や「浜離宮バリアフリーマップ」が公開されており、そちらを確認してから散策するといいと思います。
また、キバナコスモスが咲くお花畑エリア一帯は、まったく日陰がありませんので、まだまだ続く暑さ対策を忘れずにお出かけください。
車椅子用日傘なら優しい木陰をご用意する事が可能です。
突然の強風でも日傘が折れたり閉じたりせず、安全に安心してご使用になれます。