ご報告が遅くなりましたが、3月7日、観光庁主催のユニバーサルツーリズム実証事業報告会に弊社の野中と伴に行って参りました。
15年程前、片麻痺になってしまった実母を、どこにでも一緒に連れて行ってあげたいと言う、野中の想いから車楽 SHARAKUのプロトタイプが生まれ、介護アイデア工房は始まりました。
当時は、まだユニバーサルツーリズムと言う言葉も無い時代。ネットで僅かばかりの情報を元に、電話で問い合わせたり、人伝の話を聞いて、各地に行っていたそうです。
2019年、国が音頭を取り全国各地にバリアフリー旅行の発着地の拠点作りを進め、旅行会社とのマッチングを主催するようなご時勢になっています。
報告会では、各地の実証事業の代表者が、どの様な取り組みを行い成果を出したかと言う発表をされ、どの事業者様も地域色溢れる、立派な取り組みを行われて、そのご努力は称賛に値するものばかりでした。
ユニバーサルツーリズム。
年齢や性別、障がいの有無に関わらず、全ての人が同じ様に旅行を楽しむ。
帰路の途中「時代が進んだ。でも、まだまだだ。」、感慨深げに発した野中のこの言葉が自分にはとても印象に残ってます。
「行きたい」を「行けたよ」って言えるようにするお手伝い。
我々に出来る事、そしてこれからやっていかなければならないこと。
自分的には、改めてそれを再考させてくれる報告会でした。