私が、介護アイデア工房を始めた切っ掛けになった車楽です。
母が倒れ片麻痺になってしまい、旅行に連れて行きたくても従来の車椅子では行けない所ばかり。
関東近隣の車椅子メーカーを6社訪問して、どこへでも行ける車椅子は無いのか探して歩きました。
すると全てのメーカーの担当者は「障がいを持った方をどこに連れていくんですか?」と。
いろいろ調べてはみたものの、当時は私の求めているような車椅子はありませんでした。
「何故、障がいを持っている方を、どこへでも連れて行ける術(車椅子)ないのだろう?」
「障がいを持っている方が行きたい場所(ところ)に行ってはいけないというのだろうか?」
そんな想いから、無いなら自分で作ろう、、、と
そして2年がかりでこの車椅子の初期モデルを作りました。
どこへでも連れて行けるがアームが邪魔で、アームを折り畳めるようにしました。
坂道ではブレーキが安全上必要と思い、ブレーキを付けました。
砂浜を走れたらと思い、砂浜を走れる部品を製作しました。
積もった雪でも走れるようにと、雪道を走れる部品も作りました。
色々部品も作ってきましたそんなこんなで、製品開発から既に10年以上経ってます。
介助する方に負担が掛かるのでは、どこに行きたいともなかなか言えないのでは?
少しでも負担のかからない物(車椅子)があれば、外出する機会も増えてくると思います。
色々負担のかからない楽な製品がでて、選ぶことのできるぐらいになったら、条件に合わせてもっといろんな場所(ところ)へ行くこともできるようになるのですがね。