皇居東御苑に作られた大嘗祭の舞台である大嘗宮。
この大嘗宮は、大嘗祭のために作られたもので、今回の一般参観が終わったら取り壊されるとの事。
自分の年齢ではもう次回は考えられないので、昨日から一般公開された大嘗宮一般参観に行ってきました。
割と行き慣れた感はあった皇居なのですが、大嘗宮一般参観の初日という事もあり、平日にしてはそれなりの人出と厳重な警備体制でした。
大嘗宮一般参観の入場は坂下門からとなり、富士見櫓の下を通って大番所より坂を上って本丸跡の芝生の庭園へ。
いつもなら坂を上ると、芝生の向こうに天守閣跡が見えるのですが、今回は天守の石垣は見えずに大奥跡の芝生の上に建てられた大嘗宮が目に入ってきました。
徐々に歩みを進めていくと、天皇陛下が「大嘗宮の儀」で国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを感謝し祈念された舞台の大嘗宮です。
この大嘗宮は、7月下旬から3か月余りで設営されたとの事。およそ90メートル四方の敷地に大小約30棟もの木造殿舎が建てられており、その設営には全国から集まった腕利きの宮大工が腕を競い、工事の最盛期には約120名もの人数になったそうです。
テレビで儀式の映像を見たときは、あまり全体的な構造が解らなかったのですが、シンプルでコンパクトな造りが見てとれます。
質素ながら厳かな感じと申しましょうか?
満開の黄色いツワブキのお花畑と裏側から見た大嘗宮と大嘗宮裏面になります。
テレビでは見られなかったところも見れますよ。
もちろん、車椅子で一般参観に来られている方もいらっしゃいました。
一生のうちにそうそう見られるものではない大嘗宮です。
都内や関東近県の方で、ご興味がある方は是非是非参観されてみる事をお勧めします。
尚、大嘗宮一般参観は12月8日(日)迄、参観時間は午前9時から午後4時だそうです。
また、令和元年秋季皇居乾通り一般公開も11月30日から行われますので、乾通りの紅葉を見つつ大嘗宮を参観するというのもいいかもしれません。
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